Adobe Creative Cloudを導入したら「新しいビジネスの作り方とデザインの関係」が見えてきた
以前からAdobeのソフトの体験版を使っていたのだが、意を決して、Adobe Creative Cloudのコンプリートプランを契約した。月額は4,980円。収入のない身としては、決して安くない。
でも、これはとんでもなく便利だ。
前の記事にも書いたが、Youtube動画を作りは始めた。
動画を作るには、映像は必要だし、アニメーションも必要だし、絵も必要だし、音も必要だ。とかく、様々な素材を扱うスキルが必要になる。
作り始める前は、
「専門家じゃないから、絵を描いたり、動画を編集したりなんてことは絶対無理だ」
と思っていたが、やってみると意外にできるものだ。
映像をテンポよくカットして、SEをつけたい。Premiereなら、映像と音をドラッグ&ドロップするだけ。
挿絵を入れたい。Illustratorなら、下絵を取り込んで、パスでなぞるだけ。
Youtubeチャンネルアートをつくりたい。Photoshopで画像を加工して、Illustratorに配置して、いい感じのフォントで装飾すれば、こんな感じの仕上がりだ。
デザインが重要だ、これからはデザインの時代だ、と色々な人が言っている。DeNAの南場さんは「DeNAの将来はデザインにある」とまで言っている。
"自分が作ったものがどのように見えるか"、"どのように体験してもらえるか"、といったテーマがビジネスの中心になる時代だ。
どんなビジネスパーソンも、デザインを無視できない。
デザインの知識と技術を身に着ける必要がある。
しかし、ハードルは高い、ように見える。
パスで何かを描くというのは、素人目には異次元の技術に見える。だから、Webページに表示する小さなアイコン一つを用意するのに、デザイナーに頼みがちだ。
勿論、こだわったデザインを作るにはプロに頼まなければならない。
でも、こだわらない小さなアイコンだったら、自分で作ってもいいじゃない。解像度設定して、Illustratorでパスを描けばいいじゃない。
筆者は、コンサルをやっていた時、パワーポイント資料ばかりを作っていた。オートシェイプの図形の組み合わせだけで、なんとか資料を作っていた。こんな感じの図形が欲しいんだけど、という場面は何度もあったが、自分で作れないからいつも妥協していた。
Illustratorがあれば、自分で作れる。必要なものを、必要なだけ。こだわらなければ、ほんの短い時間で。
今ならできたのに。
自分で作るようになると、プロがどれだけの技術をもって、様々なものをデザインしているのかが見えてきた。デザインが違って見えてきた。
そして、色々な人が言っている「新しいビジネスはデザインが中心になる」ということの意味が、ようやく分かってきた、ような気がする。