WEIRD

ゲーム業界をマーケティング視点で読み解く

Adobe Creative Cloudを導入したら「新しいビジネスの作り方とデザインの関係」が見えてきた

Adobe Creative Cloud[2015年度版]12か月版 Windows/Mac対応 [オンラインコード]


以前からAdobeのソフトの体験版を使っていたのだが、意を決して、Adobe Creative Cloudのコンプリートプランを契約した。月額は4,980円。収入のない身としては、決して安くない。


でも、これはとんでもなく便利だ。


前の記事にも書いたが、Youtube動画を作りは始めた。


ktadaki.hatenablog.com


動画を作るには、映像は必要だし、アニメーションも必要だし、絵も必要だし、音も必要だ。とかく、様々な素材を扱うスキルが必要になる。


作り始める前は、


「専門家じゃないから、絵を描いたり、動画を編集したりなんてことは絶対無理だ」


と思っていたが、やってみると意外にできるものだ。


映像をテンポよくカットして、SEをつけたい。Premiereなら、映像と音をドラッグ&ドロップするだけ。


挿絵を入れたい。Illustratorなら、下絵を取り込んで、パスでなぞるだけ。


Youtubeチャンネルアートをつくりたい。Photoshopで画像を加工して、Illustratorに配置して、いい感じのフォントで装飾すれば、こんな感じの仕上がりだ。


www.youtube.com


デザインが重要だ、これからはデザインの時代だ、と色々な人が言っている。DeNAの南場さんは「DeNAの将来はデザインにある」とまで言っている。


"自分が作ったものがどのように見えるか"、"どのように体験してもらえるか"、といったテーマがビジネスの中心になる時代だ。


どんなビジネスパーソンも、デザインを無視できない。


デザインの知識と技術を身に着ける必要がある。


しかし、ハードルは高い、ように見える。


パスで何かを描くというのは、素人目には異次元の技術に見える。だから、Webページに表示する小さなアイコン一つを用意するのに、デザイナーに頼みがちだ。


勿論、こだわったデザインを作るにはプロに頼まなければならない。


でも、こだわらない小さなアイコンだったら、自分で作ってもいいじゃない。解像度設定して、Illustratorでパスを描けばいいじゃない。


筆者は、コンサルをやっていた時、パワーポイント資料ばかりを作っていた。オートシェイプの図形の組み合わせだけで、なんとか資料を作っていた。こんな感じの図形が欲しいんだけど、という場面は何度もあったが、自分で作れないからいつも妥協していた。


Illustratorがあれば、自分で作れる。必要なものを、必要なだけ。こだわらなければ、ほんの短い時間で。


今ならできたのに。


自分で作るようになると、プロがどれだけの技術をもって、様々なものをデザインしているのかが見えてきた。デザインが違って見えてきた。


そして、色々な人が言っている「新しいビジネスはデザインが中心になる」ということの意味が、ようやく分かってきた、ような気がする。