会社設立のWBS (作業リスト) を公開してみる
ついにグランフロント大阪のオープンオフィスで働き始めた。『え、登山行くんですか?』というようなバックパック(マムートのガチなやつ)を背負ってオフィスに通っている。荷物を置いておく場所が無いので、ヤドカリ状態なのである。
着手しなければならないことが山積しているのだが、まずは会社設立のタスクを片づけてしまうことにした。サイトを立ち上げて取引きを開始するにあたって法人格が必要だ。
司法書士先生に頼む手もあるのだが、どこかで『会社設立の事務手続きも自分でできないような人間は経営もできない』というコメントを見たことがあるので、自分でやってみることにした。意地である。
以下の本を参考にした。
適度に詳しく、様々な内容が網羅されており、とても良い本なのだが、一つ不満を言うとすれば、設立に係る最初から最後のタスクが一覧化されていない。幾つかのページをめくりながら、タスクを拾わなければならない。例えば、代理申請する場合、発起人が1人の場合、といった分岐点を持ったフローチャートになっているとわかりやすいのにと思う。
ので、自分の会社設立の条件に合わせてWBS(Work Breakdown Structure)を引いてみた。WBSとは一つの目的を達成するための一連のタスクを一覧化し、各タスクの作業期間を明記したものだ。プロジェクト系の仕事で良く見る。
【公開用】WBS・タスクリスト_150628_v01.xlsx - Google ドライブ
マイクロソフトプロジェクトがあれば、それで作るのだが、お値段がかかるので導入していない。みんな大好きエクセルで実装した。
もちろん、1000台のタスクだけでなく、2000・3000とあるのだが、今回は1000台のみを公開してみた。タスクもまだ網羅的ではないし、期間が設定されていないタスクもあるが、容赦頂きたい。
どうだろうか、結構色々やることはあるのだ。判子を作ったり、登記所に行ったり、官公庁に届出もしないといけない。
freeeが会社設立をワンストップで行えるクラウドサービスを開始していたが、需要はありそうだ。なにせ面倒である。
事務的なタスクが多い中、唯一楽しいのは定款作成くらいだろう。全ての会社は定款から始まる。自分の手で会社の骨組を作っていくのは実に楽しい。
これらの諸々の作業を終えると、ようやく法人が社会に誕生する。そして名ばかりの代表取締役に就任するのだ。