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意識高い系(笑)に陥らないための7つの習慣

Arms crossedflic.kr photo by Forest Runner


5月も終わり、新入社員の皆様におかれましても、


『昨日2時間しか寝てねーわー、残業つれーわー、マジ働いてない学生羨ましいわー』


と電車のつり革にぶら下がりながら同期に管を巻きたくなる季節ではないだろうか。


そんな日々の業務や勉強を一生懸命頑張っているあなた。キャリアアップのために寝る間も惜しんで努力をしているあなた。そんなあなたはひょっとして、周りの人から意識高い系(笑)の人と思われているかもしれませんよ?


意識高い系とは"インターネットで自分の経歴や人脈を過剰演出し、パッと見はスゴい人のように思えるが、実際の経歴や活動は大したことない人々"をカテゴライズするコンテンポラリータームである。


ある人が意識高い系か否かを判断するのは実に難しい。あなたの周りの人は、あなたが本当はどれだけ凄い経歴なのか、本当はどれだけ凄い活動をしているのか、本当はどれだけ凄い実績があるのかを知らない。


人は人の表面を見て判断する。


努力家で優秀で結果も出しているあなたが、ビックマウスで過剰演出のヘタレ野郎だとレッテルを貼られてしまう、そんなハイリスクな社会に私たちは生きている。


この記事では、あなたが意識高い系(笑)という不名誉なレッテルを貼られないために、実践してほしい7つの習慣を紹介する。


1. スターバックスに行く→公園で水を飲む


オシャレは敵だ。表面的なことを気にする人は中身が無いと思われる。


努力家で優秀で結果も出せるあなたはスターバックスなどというCOACHの長財布を脇に挟んで鶯色のカーディガンを羽織ったアラサー女子がクリームだらけのコーヒー飲料を飲む場所に行ってはいけない。


足が疲れたらベンチに座れ。喉が渇いたら公園で水を飲め。欲しがりません、勝つまでは。


2. 黒縁眼鏡に白シャツコーデ、ニューバランスがオシャレでしょ?→人民服


返す返すオシャレは敵だ。


努力家で優秀で結果も出せるあなたは、服装などと表面的なことに気を取られてはいけない。


川久保玲もファッションは着る人間の中身が問題だと言っている。


今日のコーデを考える暇があったらビジネスのことを考えろ。歩け、手を動かせ、自分の頭で考えろ。


人民服を着ろ。毎日着ろ。一周回ってオシャレとか言われたら他を考えろ。


3. 自分の人脈を自慢する→自分の金脈を自慢する


世の中は夢だとか仲間だとか絆だとかノマドだとかキュレーションだとかそんな綺麗ごとじゃない。世の中は金だ。資本だ。


大田南畝も

世の中は いつも月夜と米の飯 それにつけても金の欲しさよ


と歌っている。


人脈を築く暇があったら金脈を築け。金づるを見つけろ。


そして、夢も仲間も絆も無くても、金を抱えて孤独に生きろ。


4. コミットします→血反吐を吐いてもやります


英語を使ってはいけない。英語を使うや否や、


"アメリカ→シリコンバレー→ベンチャー→サードウェーブ→意識高い系"


と連想されて、意識高い(笑)とバカにされる。


外来語で言葉を濁すから中途半端に見られるのだ。


"コミットする"とは"血反吐を吐いてもやる"ということだ。


「納期を守ります、血反吐をはいてもやります、できなければ切腹します」


と日本語で単刀直入に志を伝えれば、相手は誠の心をもってあなたを理解してくれるだろう。ついでに介錯を依頼しておけ。


5. 行きつけのバーでミートアップ→行きつけのバーでビートアップ


気に食わんやつおるんやったら殴ったらええねん。サラリーマン金太郎もそう言っている。


顔と体型だけがホリエモンみたいなスタートアッパーとミートアッパーしている暇はない。


ライザップで体を鍛えてライバルを叩きのめせ。結果をコミット…もとい血反吐を吐いても達成しろ。


6. 学生団体を立ち上げる→宗教団体を立ち上げる


人間の歴史における真のインフルエンサーとは宗教家であった。


信者から金と情報をキュレーションして組織をスタートアップする。教祖とは真のアントレプレナーである。


「君の葬式には何人ぐらいの人が来てくれるのかな?」


とのあなたを試すような嫌味な質問には


「人はおろか象やシカ、生きとし生けるものが涙を流すでしょう」


キマったような返しをしろ。


7. 気に入ったらシェアする→気に入らなくてもシェアする


真の愛とは無償の愛である。マザーテレサもそう言っている。


真に意識が高い人間は、あらゆるものを分け隔てなく愛し、いいねし、ブクマし、リツイートする。


気に入っても気に入らなくてもだ。


ブログ記事は生き物だ。そして真に意識が高い人間はそのすべての生き物をシェアする。


もう一度言う。気に入っても気に入らなくてもだ。


皆までは言わないが、健闘を祈る。