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映画・ドラマ

「スポットライト 世紀のスクープ」はたった4人の新聞社取材班がカトリック教会という巨大権力に挑んだ物語

2002年1月6日、マサチューセッツ州ボストンの日刊紙「ボストン・グローブ」はカトリック教会がジョン・J・ゲーガン神父による男児性的虐待を隠蔽していたことを暴く記事を発表した。この記事はカトリック教会のスキャンダルをすっぱ抜くスクープであり、アイ…

「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」は 何が良くて何が悪かったか?

ウィークエンドシャッフルでは宇多丸師匠が酷評するし、↓みたいな記事も出てくるし、「新作楽しみにしてたのにあかんのか…」と思って身構えて観に行ったら、全くそんな駄作でもなかったし、スクリーン切り裂きたくなるようなワースト映画じゃなかった。anond…

アメリカTVドラマの凄さが分かるヴィンス・ギリガンの脚本力 (と『ベター・コール・ソウル』シーズン1第1話の脚本)

Netflixで『ベター・コール・ソウル』を観終わって、改めて「アメリカのドラマっていうかヴィンス・ギリガンすげー!」と思う。 ヴィンス・ギリガンは主にテレビドラマで活躍する監督。『X-ファイル』シリーズを手掛けた後、アメリカドラマ史に残る超ヒット作…

ピクサーが『トイ・ストーリー』をつくるまで

ピクサーは凄い。本当に凄い。毎回毎回、オリジナルで品質の高い長編アニメを作っていることはもちろんだが、何より、世界で初めて3DCGの長編アニメを作り上げたことが凄い。1995年、パソコンがチャチャーンの音と共にが立ち上がっていた時代に、3Dだけで一…

映画『セッション』と行き過ぎた努力のドラッグ的快感

(C) 2013 WHIPLASH, LLC. ALL RIGHTS RESERVED. 映画『セッション』の鬼教官フレッチャーが登場する度に、大学時代に指導を受けていた教授を思い出した。テンプル大学のSchool of Media and Communicationでディレクターを務めているグラットソン教授だ。 …

『 シェフ 三ツ星フードトラック始めました 』 マーベル・スタジオを飛び出して撮りたい映画を撮ったら名作になった

アメリカ全土をフードトラック(日本で言う屋台)で旅するシェフの物語。 監督は『アイアンマン』シリーズで有名なジョン・ファブロー。 『シェフ』はファブローが『アイアンマン』シリーズで味わった栄光と挫折をフィクションに焼き直し、自分の主張したいこ…

SPC ~製作委員会に代わる資金調達~

映画やアニメを見ていると、画面に登場する"○○製作委員会"という単語。これはコンテンツを制作する際に出資している企業のパートナーシップを表す。各企業は民法上の任意組合を組成し、共同の事業、つまりコンテンツに係る制作・配給・興行の事業を営む。 製…

コンテンツ制作の対価をどのように受け取れば良いのか

2月13日に開かれた『著作物等の適切な保護と利用・流通に関する小委員会』。音楽・映像の権利者団体や有識者が集まり、"クラウドサービスと著作権"・"クリエイターへの適切な対価還元"等のテーマについて審議を行った。以下、切り込み隊長が内容をまとめてい…

完成リスクと映画資金調達のこれから

2015年夏に公開が予定されている映画『進撃の巨人』。監督に樋口真嗣、脚本に渡辺雄介・町山智浩(町山さんが作り手側に!)を起用し、多額の予算が投じられている大作である。人気キャラのリヴァイの代わりに、長谷川博己演じる新キャラが登場するとあって、賛…

ベイマックスに見るSNS時代の広告のあるべき姿

映画『ソーシャル・ネットワーク』のトレーラーが好きで、何度も何度もYoutubeで再生していた。主人公マークザッカ―バーグがFacebookの元となったサービスを立ち上げ、瞬く間に巨大サービスになり、大事な仲間と仲違いをし、それでも孤独に経営者として生き…